●満点課長さん誕生の季節と書いた理由
2004年 厳冬
窓の外は白光の雪原野
走る列車の中、私は問いかけていました。
「今、自分に何があれば、愉しみながら学習を続けられるのだろう?」
コーチングは続けてこそ、力となり実となることを知っていたからです。
「意欲を保ち続けるためには、何が必要?」
ふ〜っと浮かんできた答えが…
…ふふっと笑えて、ふつうに使えて、ふんだんにコーチングを活用している…
そんなキャラクターや読み物…だったのです。
世の中に無いのなら…
自分で書いて創り出そう、
それを意欲の源泉にしようと。
こうして、前田 進(マエダ ススム)さんは生まれました。
米国から伝わってきたコーチングです。2000年晩秋から学び始めた私ですが、この日本にも理論や理屈ではなく、コーチング的マインドやスキルをすで身につけている人たちが、過去にも現在にも、大勢存在していると感じました。整然と体系化され、スキルには英語直訳の洗練された名前がついていたせいか、特別で格別の意味あるものかと思っていました。しかし、日ごとに、コーチングはナチュラルで味わい深く、円滑円満な人間関係や建設的な日常生活の中に元々根付いていたものだと判ってきたのです。
ですから、スキルを全く意識しなくても、物事を前向きにとらえ進んで行く人物の中には、必ず、コーチングのエッセンスとエレメンツは抽出できるはず、コーチングを知らない人には、より身近に感じられるのではないかと、書き始めました。
組織内を大胆に動かす目的のコーチング・ダイナミズムはエネルギッシュでとても魅力的。
華やかなエグゼグティブや最前線のリーダー達を惹きつけてやまない価値有る育成ツールです。
が、その時の私は特別な意図や目的のない、さりげないコーチングを求めていたのでしょう。
●温存の季節を経て〜挑戦の季節
2006年 春
誕生はさせたものの『満点課長 前田進さん2話』『春夏秋冬ガールズデイズ2話』だけでした。
目の前にある所用と本来のセッションの仕事に没頭して中途半端なままに・・・あらら;
クライアント・サービスとして続編を書くことを決めました。この時、京都在住のコーチの友人に
タイムフレーズ・サポートを依頼しました。
6月初め、満点課長は12話に。春夏秋冬ガールズデイズは8話に。
クライアントの方たちにお渡ししました。
ワークシート形式にして、セッションに利用しようと考えが広がりました。
●開発の季節
2007年 春
『ドラマで学ぼう!コーチング 満点課長 前田進さんのワークシート』の原案・企画・制作の第一案完成
満点課長は18話に。
●出発の季節
2008年 春 サイトで発表した理由
上司から部下に、先生から生徒に、経験者から未経験者へとのコーチングは、背景に「指示・指導・教育・訓練の役割の場」で反映されるように活用されていますが、自身のために学べる時間がない上司や管理職の方が多いことを憂いていたからです。
●想い
多くの人がコーチングマインドやコーチングスキルは特別の人が身につけているものだと思い込んでいるようです。
が、私たちは日常、あらゆるところで、それらを持ち合わせている人々に遭遇してきたと思います。
誰にでも「あの時、自分を励ましてくれた人や慰めてくれた人、応援してくれた人、黙って見守ってくれた人」がいたはず。
あるいは「頑張れるキッカケとなった言葉」や「心の氷山をいっぺんに溶かしてくれた言葉」
「停滞していたとき、鼓舞させてくれた言葉」などに出会いながら、仕事や生活をしてきたのではないでしょうか?
これらには皆、コーチングマインドやコーチングスキルを細分化したエッセンスやエレメンツが内在・融和されているのです。
コーチングは特別に新しく生み出されたマインド(信念・精神)やスキル(技術・技能)ではありません。
人々がすでに持ち合わせている優れたコミュニーション技能、つまり、会話や対話を充実させ、
良好な人間関係を築き、保ち、時には相手を勇気付け、励まし、成長意欲や挑戦意欲を促す、
又、組織内では協働&協力意識を養い、成熟した大人・組織人・社会人としての考え方・生き方の指標となるよう、体系づけられたものです。
ですから、特定の場所で、特別の人だけが使えるものではなく、全ての人が生活全般の中で、多いに活用するチャンスがあると思っています。
満点課長の前田進(マエダススム)さんにもそんなチャンスがやってきたのです。
平凡な毎日を過ごしていましたが、コーチングがキッカケとなり、身近な人とのコミュニケーションを意識し始めることで、行動変容し、
成長する自分を感じられるようになります。
どこにでもいそうで目立たないのに、こんな人が近くにいると何となく元気になる、
がんばれる、そんな存在ではないかと想っています。
気づかされる、前に進める、未来に向かえる、こんな役割を果たすのがコーチングです。
●願い
誰にでも夢はあるでしょう。
もしも、無いという人がいたとしても、それは仕事上であれ、私生活上であれ、本人が自覚と言葉にしていないだけかもしれません。
ある日、「聞きばえの良い夢を持っていないとコーチングは受けられないのではないですか?
自分の夢は、仕事をまっとうし、家族とつつがない暮らしをし、小さな幸せを感じる日々を過ごすことなんです。
こんなことを夢って言えますか?
人に言えやしないですね。」と仰った方がいました。
「そういう日々を過ごしているのは、何のために?目指しているものは何ですか?」と訊ねますと
「豊かな人生かな?いや、自分が満足する人生です!」と明るい声でお答えになりました。
それからちょっと間があり…
「そうか、豊かな人生を過ごすとか、満足する人生を過ごすって思えば、立派な夢だと思えますね!」と納得されていました。
ちょっとした質問で、考え方や見方を無理やり変えさせたわけではありません。
その人自身が気づいていない、思いもよらなかったことを自ら引き出し明らかにされただけです。
答えは在ったのです。
たとえ、その時無かったとしても、それを考える・創る・選択する力はすでに在るのです。
コーチングはそんなことを信じさせてくれるツールとも言えます。
スキルは本来、人の操作を目的としたものではなく、あくまでも、気づきや可能性を引き出し、本人が自発的に行動し達成や成果を上げることを目的とするものです。ですから、相手がコーチでなくとも、お互いに引き出し合える会話をすることは十分可能です。
さらに言うと、個人の夢や希望、目標に偏差値などはなく、立派もみすぼらしいもなく、優劣などありません。
人との比較は無意味です。コーチングはどんな夢や目標に対しても平等に存在します。
しかし、十分に機能させ、役立たせるのは本人の意思と意欲が多いに関与するのは事実です。
自分の内在している力を最大限に引き出すツールとして、コーチング学習をぜひ継続していただきたい。
そして、職場とプライベートの両方で、調和がとれた瑞々しい毎日を過ごしていただきたいと願っています。